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バックギャモン見聞録5-Backgammon Galaxy SHOPの話

見出し画像

注:この記事は2020/11/29 01:27にNoteへ投稿したものをHatenaBlogへ移設し、加筆・修正したものです。

 皆様ごきげんよう。まだレスポンス・ムーブが全くおぼつかないYchanです。
今回は、バックギャモン専門の通販サイトで買い物をしたりクレームをいれたり買い物をしたりした話をお送りします。
バックギャモンのゲームプレイにそれほど機会のない方にもご覧になっていただける内容になっていると思います。
商品を撮影した画像を多用しておりますので、通信環境が悪い中での閲覧はご注意ください。

はじめに

 熱心なギャモナーの皆様はすでにお気づきであろうが、オンライン対戦サーバー「BackgammonGalaxy」の上部メニューの中に[SHOP]というリンクがある。

クリックしてみると、なにやら含蓄に富んだTシャツがズラリと並んでいるが、哀しいかな私の英語力はGR800未満・ERなら平均50越えである。
(新規勢向け補足…GRはGalaxyRate:プレイヤーのレーティング、ERはErrorRate:指し手の正確性。強いソフトは基本的にER0に近づく)

当の本人は悪びれもせずGoogle翻訳という名の棍棒を振り回し、日々対峙したカスタマーサービスの担当者を困惑させている。

Tシャツ

気を取り直して、このお店でしか買えないアイテムを挙げてみよう。

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これはお目当ての「名前入れられーるTシャーツ」。

 実は、私のNote初投稿の記事の終わりにちょびっとだけ紹介しているのがコレ。Galaxyのプロフィールで選択できる宇宙的アイコン画像と、自分のユーザーネームを一緒にプリントしているTシャツだ。

画像14

チェコ、そしてGalaxyで最強の人類、Zdenek Zizkaさんの特製アイコンver)

Galaxyは世界の強豪とも足早にコラボできるフットワークがウリでもあるため、こんなモデルも配布されたようだ。

今後もしリアルボードでの例会への参加が叶ったとき、誰の紹介もないまま会場入りしてしまうと常連の方々に『アイツ誰だっけ…?』と塩反応されるだろう。

だが、この名前入りTシャツを着てGalaxyユーザーであることをアピールすることで『いや、アイツ誰だっけ…??』となること請け合いだ。

いっその事、このシャツの着用を参加条件にしたオフライン大会があってもいいのではないか?
挨拶にスランプなし」とはタレント・松村邦洋さんの金言である。

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アパレル全般のサイズ表はこんな感じで各商品ページに載っている。
海外製のクソデカ仕様と考えても、3XLではちょっと小さいかもしれないなと[テンション:稍重]でカートに投入した。まぁ25ドル程度ならハズしても痛くないだろう。
サイズ違いで泣き目をみたのは空調服上着で何度も経験した。
仮にダメだったら壁に飾ればいい。(空調服用の上着は腰の辺りにファンを2個くっつけるので、ひとサイズ上を選ぶのが後に定跡化した)

うれしいのは名前入り/名前なし、どちらも同じ価格であるということ。
注文方法はカート決済時のオプション記入欄に印字してほしいユーザー名を記入すればそれでOK。通販サイトは特にGalaxyのアカウントと結びついているわけではないので、例えば本名とGalaxyネームと2パターン作ってみても面白い。
文字色も制限なく決められるので、アイコンの雰囲気と合わせてみたい。
私は例によってビーム猫のアイコンに《Ychan》と入れたものにした。

さて、この時点ではTシャツのサイズが博打状態だったわけで、他のアパレル製品へ自慢の長い触手が伸びることはなかった。
マグカップは…うーんパス。ポスターは…何書いてるか分からん

スコアボード
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 上の画像は記事作成時点(2020年11月28日)のギャモン用品コーナーの品揃え。
少しずつではあるが、日々着実にGalaxyオリジナル製品が増えてきている。

私がTシャツを買った時のラインナップは左上のスコアボードだけだった。
メーカーであるTakepointのサイトを覗くと、従来の紙製で作られていた部分を薄いプラスチックにすることで、耐久性や防滴への不安が解消されるのだという売り文句が並ぶ。
通常仕様のモノと、ロゴ入り・別カラーのGalaxy仕様のモノがあり、ショップに並んでいるのは後者だ。
(売れないのか宣伝が足りず余っているのか)上記画像と同じ価格で安売りされていたので、来るオフライン例会のために用意しておこうというつもりでカートに入れた。
(※全く同じ製品をJBLインターネットショップにて購入できます。すぐに欲しい方はこちらをお勧めします)

 基本的に私は5000円以上の買い物をする時は、なるべく実物を見たり開封動画を見て「加工されていないであろう状態」を見なければ恐ろしくて手出し出来ないような筋金入りのチキンである。
(最近買った通話用のマイクでさえ、実物を借りてちょっと使ってみて、上記の条件が達成できていたから自分自身を騙し通せたようなものだ)

偶然見つけたこの動画の中盤で、おまけとしてついてきた当スコアボードの映像が少し流れる。私にとっての唯一の手がかりだった。

初めて利用する通販だったのもあり、Tシャツとスコアボードの2点だけ入ったカートをそのままチェックアウトした。ここで気づいたが、商品価格のなかに送料分が含まれているようで、日本からの注文でも送料無料だった。
品揃えの殆どがアクセサリー類なので重量による送料負担はそれほど重そうにないが、それでもわかりやすさ第一なのは私にはありがたい話だ。

10月15日注文。この頃はGR1300~1400の間でもがいている期間だったはず。今や遠い昔のように思えてしまうが、これ以降は待ちの日々が続く。

到着、そしてクレーム

 ここからは過去のツイートをもとに時系列で紹介したい。
注文して約2週間。配送ステータスは「海外に転送中」のまま固まっていた中、到着したならレビューしてね!というメールが送られてきた。

11月11日、ステータス「海外に転送中」のまま商品が自宅着。
梱包については特に言及する事はなし。関税の請求もなくスムーズだった。

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危惧していたTシャツは、何とか無事に体を通過してくれた。しかし、サンプル画像ではあれだけ目立っていた胸のアイコンも3XLともなると心なしか小さく見える…。

さて、肝心のスコアカードに移る。
よほど待ちわびていたのだろう。当時のツイート、かなりキレている。

ツイート中の項目(1)のような前もって調べているところにまで八つ当たりのような言及をしており、深い悲しみによる悪堕ち展開が迫っているかのような絶望感がつぶやきからも漂っている。

”3日後100倍だかんな…”ではなく交換のお願いをメールで送ることにした。
(エクセルのシート内に、サイズを調整した撮影画像を貼り付け、各シートごとにXLS→PDFファイルへ変換させ、それを添付した)
即座にカスタマーサービス担当者より返信メールが届いた。
棍棒を振ってみると、お詫びの文とともに新品を発送するという報告が綴られていた。どうやら同様の不具合報告が寄せられているらしい。

代替商品は同じくらいの期間で届き、箱のカドは潰れていたが中身は正常だった。
並べて撮ってみたので比較してみる。写真が下手すぎて伝わらないかもしれないが、参考程度ということでご容赦願いたい。

画像4

[奥:不良品 手前:交換品]
不良品側は白いプラシートに細かいひっかき傷がついている。
一部には折れ癖がついていたりと、外観の時点で少しくたびれている印象。

画像5

[左:不良品 右:交換品]
スコアボードの底になる部分はテープで連結している仕様である。
左側は表裏ともにテープの浮き・折れ・めくれ・白い毛羽立ちが目立つ。
これは製造工程内の作業精度の差であり、どちらも実使用に耐えうるものだと判定されたものだろう。しかし、右の仕上がりを見るとどうしても見劣りしてしまう。
(左上の濃い部分は手脂や指紋の跡。手触りがサラサラなので、軽く持っただけでもこうなってしまった)

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[下:不良品 上:交換品]
スコア印字箇所の不具合。これが最大の不良点であり、散見された部分である。これは一番軽い症状の箇所。強く光の当たっている部分は正常と判断している。
「9」の下部分(画像でいうと右)を見てもらうと、黒いプリント部分が浮き上がっているのが分かるだろうか?
残念ながら交換品のほうでもこの程度の浮きは何枚か見つけた。この程度のものなら公差範囲として受け入れるしかないのだろう。

画像7

[左:不良品 右:交換品]
このスコアボードは0点が手前で25点が一番奥になるが、奥へ行くにつれ剥がれ現象がひどくなり、20点以降の黒文字がほとんど全滅と言っていいほど顕著に差が出ていた。

これはあくまでも予測でしかないが、

(1)〈A.プラスチックの薄板(白)〉に〈B.黒文字プリント〉を転写する工程にて、〈A〉が冷えた状態で〈B〉を圧着した
(2)圧着不足により、時間が経つにつれて次第に〈B〉が片寄り浮き始めた
(3)強い衝撃で剥がれる状態になったところで、〈A〉と〈別のA〉が一時的に強い板挟みとなり、それがきっかけで〈B〉が耐えきれず剥がれた

という仮説を立ててみた。同様の報告が寄せられているというのであれば、保管場所の問題(高温多湿の屋外もしくは、段ボールでひとまとめにしてラップ梱包していた等)も考えられる。

安堵と感謝

 事細かに不具合報告をしてきたが、Galaxyショップに対する印象は「ちゃんと代替品を送ってくれてありがとう」という一言に尽きる。
メールを送ったのもダメ元の気持ちが強かったし、あぁやっぱり片手間でやってるからこういう品質なのかな…と諦めていただろう。
たまたまタイミングがよかっただけかもしれないが、返信が約30分で送られてきたのは正直驚いた。私にとって、このショップはもう候補から外す事ができなくなってしまったのである。

ギャモンボードの章

時は少し過ぎ、ツイッターのタイムラインにて以下のつぶやきを見つけた。

11月10日、あの望月プロが新しいボードを買ったとのこと。
すでにいくつものボードを所持しているトッププロが衝動買いをするというのだから、FM Gammonとは一体何者ぞと気になるところ。

Luxury Backgammon Set, Backgammon Reinvented The game of backgammon is perfect, but shop.backgammongalaxy.com  

【11月29日12時00分追記:上記セットが売り切れた事を確認済み】

従来のボードでは両脇に陣取っているベアオフ(双六でのあがり)の部分を分離させ専用ボックスとしたり、上下の寸法を調整する工夫を施すことで、オフラインの公式戦でも問題なく利用できるサイズ感のまま小型化を実現した新設計のボードだそうな。
このネプチューンと呼ばれるバックギャモンボードは限定50セットで、この時は1000→900ドルという安売り価格表記で売られていた。
製造メーカーは「FM Gammon」というトルコの会社との事で、このメーカーの売りなのかは分からないが持ち運び用のカバンも付属している。

正直ちょっと興味はあったが、いかんせん情報がなさすぎるし、900ドルはさすがに高いよなぁと感じた。そこまで行くならP-40にするし。
そんな第一印象から少し過ぎた11月24日、参考資料はたまたま見つかった。

https://www.youtube.com/watch?v=6UAPg1S2JoQ

BackgammonGalaxyチームの偉い人、マークさん直々の開封動画だ。
Galaxyチャンネルの動画撮影・編集は素人目にみても非常に巧みであり、この動画では手触りの感触やチェッカー使用時の音などについて大変参考になった。

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トーナメント・サイズのボードと比較する場面。通販番組より通販番組している。
我が家のキッチンとの格差が見え隠れする背景については現実逃避し、あらゆる部分でクオリティの高い製品なのは深く理解できた。しかし、900ドルはやっぱりね…。家買えちゃう金額だし…。

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ん?

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サイトを見直す。あれ?ガッツリ下がった?それでいて送料無料?

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はい。

はい。

無題aaaaaraa

(興味深いコメントがあったので投稿者名を隠して抜粋。将来的には25%以上安くした廉価版のアイデアもあるらしい…)

おわりに

というわけで、今回は

  • ノリでTシャツを買った
  • スコアボードが2つになった
  • ノリでギャモンボードを買った

の3つでお届けした。この記事の文字数が6000文字超えたので、分けたほうがいいのかもしれない…。